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中国の古典に「敵を知り己を知れば百戦危うからず」という文があります。
簡単に言えば、「敵（訪問者等）を知って、己（自分自身の状況）を知れば、大体危ないことは無い」ということで、過去でも現代でも情報を制するものが、目的・目標を達成することができるのです。
情報収集は、この事からも分かるようにプロジェクト実現のためには必要不可欠なものです。
まず、Webサイトのあるインターネットを調べてみましょう。とりあえずは、プロジェクトと同じ目的・目標を持つサイトを探し出し、徹底的に調べてください。調査には、検索サービスを行っているサイトからカテゴリーやキーワードを頼りに調べて行くと簡単に見つかるはずです。見つからなかったとしても、特徴の違う様々なサービスを調べることをお勧めします。
Webサイトだけが、インターネットではありません。ニュースグループというサービスがあります。大きな掲示板のようなもので、様々な話題で盛り上がっています。メーリングリストという小規模の回覧版的メールサービスも重要な情報源になります。
E-mailも重要な調査手段です。メールマガジンは、定期的に最新情報が受け取れて非常に便利です。さらに詳しい調査にはWebサイトやニュースグループ、メーリングリストを回って、メールアドレスをあつめて、アンケートを送ってみましょう。商用の場合は、許諾を取ってから送るようにしてください。さもないとマナー違反になります。アンケートによる調査は、個人情報さえ漏洩させなければ、リピーターの増加にも役立つ重要なものなので、きちんと管理しましょう。
インターネット以外での情報収集は、インターネットだけの調査より非常に手間と時間がかかりますが、より大きな収穫を得ることもあります。
新聞やＴＶ、雑誌などのマスコミ情報は、社会的な状況を把握するのには最適です。技術的なものを調べるなら専門誌や専門書をあさり、流行を調べるなら実際にその場所に行って体感してきたほうがいいでしょう。
人間は以外にアナログな所があるので、五感すべてて体験したほうが、理解しやすいことを覚えておいてください。
