2.やりたい事の半分も出来ればOK!
実際に使えるものは結構少ない下のイメージを見ていただくと良く分かると思いますが、コンテンツを作るために利用できる能力はそれぞれの段階で削られ、かなり限られています。
初心者の方は、まだその限界にぶつかるほど使い切ってはいないとは思います。ですが良く考えてみると、一般的なWebのコンテンツは良く使うビジネスソフトの機能のほんの一部、TVゲームの能力のほんの一部ぐらいしか使っていないとは思いませんか? ネットはまだ過渡期もちろんネットならではの機能に関するものは先んじていますが、まだまだ本来の性能を生かしきれるまでには至っていません。もうこの辺まで来るとドキュメントという概念に固執しているHTML自体の「規格の限界」がはっきりと見えてきているのです。(アクセシビリティなどを考えるとこれ以上拡張のしようがないというのも分かりますが、、、) これからどんどんネットワークとマシンの速度が上がっていくわけですが、これらの使い道に明確な答えを出せるものはまだ確立されていません。ネットはまだまだ過渡期なのです。(つまり将来「Webサイト=HTMLをブラウザで見る」という概念自体変わる可能性があるということです。その結果HTMLは単なるハイパーテキストに戻る場合も十分ありえます。) ブラウザを乗り換えない人々機能を十分生かしきれないもう一つの原因は、経済的な面、ライセンス面などからブラウザを最新のものに乗り換えない人々がいることです。最近特にクリエイターから嫌われているのが「Netscape Navigator 4」です。 登場した当初は新しいものを取り入れてなかなか良いブラウザという評価もあったのですが、その中途半端な取り入れ方が今になってかなり混乱を招いています。しかし表面上はエンジニアやクリエイターがその差を何とか埋めているため、「動作も軽いしまだ使える」と思っている方も多いようです。(うちの訪問者の7%はまだこのブラウザで、大企業や大学の人に多いようです。セキュリティへの脆弱さはトップレベルだと思うのですが、、、) 新技術はハイリスクハイリターンこういった様々な理由でできることはかなり限られ、新たな技術を取り入れようとすると、昔のセオリーに邪魔され騙し騙し実装するはめになり、実用に持っていくにはかなりハイリスクハイリターンになっています。 やりたい事の半分も出来ればOK!というわけで、初心者向けのツールで利用できる機能のなかにも、実際は使いものにならない機能が必ずあります。本当はどんどん使ってしまっても良いのですが、今までの内容を踏まえてできる限りテストをしたうえでダメだったら使わないようにしましょう。 いろいろな壁にぶつかる事も多いと思いますが、「やりたいことの半分もできればOK!」です、できる範囲の中でしっかりしたWebサイトを作りましょう。
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