DTPの世界で言えば、「データの流し込み」に当たる作業です。文字データや画像その他のコンテンツをHTML化したりタグでつなげます。
「文字データ」という様に扱うということは、かなり大量のデータであるということを意味しています。実装方法として、デザインにもよりますが二通りの方法が考えられます。
まずは、全てのデータを一つのページに実装する方法です。オンラインドキュメントなどは、一度に見られるほうが便利なので、この方法をお勧めします。但しロード時間をきちんと計算しないと長すぎて飽きられてしまうので、大まかに分割しておくことも必要です。
もう一つの方法は、印刷することを想定してA4程度に収まる大きさで分割する方法で、ロード時間も短く済みますが、分断が細かすぎるのでオンラインドキュメントには向きません。
どちらにせよ、用途にあわせた文字データの実装をおこなうことが必要になります。
一ページ当たりの合計データ数を計算して、ロードに時間がかかり過ぎないように心がけてください。大きな画像一枚よりも、小さい画像に分解しておいたほうが、訪問者はストレスを感じにくくなります。GIFやPNG画像などでは減色も有効な軽量化法です。
常識的にいわれていることですが、写真はJPEGで、エッジのはっきりしたイラストはGIFやPNGでというのが基本です。
GIFには権利問題が色々あるようなので、問題がないようならPNGを主に使うと良いでしょう。
データ量に注意するほかに、「音量」にも気をつけましょう。訪問者がどんな状況で見てくれているかを十分に考えた上で音量を決めましょう。もしくは、音楽演奏の有り無しを設定できるようにしておくのもいい手です。
ZIP等の圧縮ファイルのデータは、必ずファイル名とファイルサイズ・圧縮形式を明記しておきましょう。それによって訪問者は、今それをダウンロードするべきかの判断が容易に出来るからです。
圧縮ファイルの種類は、ZIPを基本にLHA等、大々的に流通している形式のものを使いましょう。自己解凍ファイルはOSや機種に依存してしまうので、その機種専用のアプリケーションで無い限りは使わないようにしましょう。解凍ツールのダウンロード先をリンクしておくとさらによいでしょう。